確かに私の頬は濡れていて。 それは私が泣いてることを意味してるわけで。 ……無意識とか、こわ。 「俺は、ただ…芽依ちゃんを守りたいんだよっ…。だから教えてよ、何が起きてんの?」 右手で顔を覆いながら、悲痛な声をあげる。 なんで…壁がそんなに辛そうなのよ。 「俺って、そんに頼りないかな…?」