秘かにモテる壁と学年で一番モテる市原くん。
そんな二人が揉めてるんだ──私のせいで。
私の存在が煙たがられるのも無理はない。
だけど、そうだけど。
私が何をしたって言うのよ。
いつもは挨拶する友達になにも言わずに席につく。
もちろん向こうも何も言ってこない。
これだから、嫌。
男が絡むと色んなことがドロドロして壊れてく。
だから男なんて嫌いなんだ…っ。
うつ向いてスカートをギュッと握りしめながら、千春が来るのをひたすら待つことにした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…