「おはよ、芽依ちゃん」





いつものように廊下で絡まれるところからスタートしたいつもと同じような一日。

だけど、いつもとちょっと違うのが





「おはよ、柳瀬さん」





隣に何だかもう一人いること。

何だろ、帰りたい。




「おい、テメェ何でここにいんだよ!てか芽依ちゃんに気安く話しかけんな、ぶっ殺すぞ!」


「柳瀬さんは別に持田のじゃないのに、そんな権利ないと思うけど?」


「テメェ、マジでぶっ殺す……っ!」





あぁ、うるさい。

相討ちになってどっちとも倒れちゃえよ。