「え、芽依ちゃん怒った!?」




すると案の定、私を追う焦った声が聞こえてきた。

想定内過ぎて、ちょっと笑える。

面白いから、もうちょっと続けてみよ。




「ごめん!放課後、芽依ちゃんの好きなモンブランもプリンもエクレアも奢るから!」



……よく知ってるな私の好きなもの。




「一緒に帰らない」


「なら、家に届ける!」




そう来たか。……ん?

あれ……あれれ?





「何で家知ってるの!?意味分かんない、怖!さすがストーカー!」