「辛いとき悲しいとき、何度も持田に救われた。いつも真っ直ぐで、でも私はそんな持田から逃げ続けた」 きっと、持田を傷付けた。 それでもいつも傍にいてくれて。 何もなかったかのように笑ってくれた。 その優しさが、たまらなく嬉しかった。 「私ね、やっと分かったんだ」 傷付いた分、痛みを知ってる分、過保護すぎるほど私に優しくて。 とても強くて、優しい人。 「……持田が好きだよ」