「…な、なな何言ってるの…」





突然の告白に手を退けて空を見る。

だけど空の顔は冗談だとするには、真剣すぎて。


真っ直ぐな瞳が、私の好きだった空を思い出させる。





──だけど。


頭に浮かんだのは……持田。


空は好きだった、今になって嫌う理由がないとも知った。


申し訳ないって思ってる。


……それでも、それでも。



今、辛いとき。苦しいとき。悲しいとき。

今、嬉しいとき。楽しいとき。幸せなとき。


私が傍にいて欲しいのは……持田だ。




「あのね……」


「うーそ」