公園は俺たち二人しかいなくて、芽依の言葉は静かな空間によく響いた。
そして、俺の胸に刺さった。
当たり前だ。
覚悟してた。
それでもハッキリと言われると堪える。
でも俺は似たようなことをした。
いや、それ以上のことをした。
「空のこと、好きだった。大好きだった。だからその分、負った傷は深くて自分じゃどうしたら良いか分からなかった。
……あの日を思い出すだけで、息が苦しい」
芽依の顔が歪む。
あの日……それは確かクリスマスの近付いた雪の降った日。
俺が全てから逃げた日。
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