儚くて、美しくて、そんな芽依ちゃんの隣に相応しい男から、どんどん離れていった。


そんな日々を繰り返して増えるのは傷だけ。

行き場を無くした想いは無くならず、空しさばかりが俺を苦しめていた。



……なのに。

君は、危険を省みずに飛び込んできた。




公園について、最初は突き放すつもりだった。

芽依ちゃんが来てくれてすげー嬉しかったけど、そばにいちゃダメだと思った。



会いたかったのに、触れたかったのに

大好きなのに


彼女を目の前にしたら全てが許されない気がした。