いたら邪魔だし鬱陶しいけど、いないといまいち落ち着かない。
連絡くらいしろっつーの…って、連絡先知らなかった。
日焼け防止も兼ねて、海から上がってから着てたピンクのパーカーのファスナーを意味もなく上げ下げする。
「あー、もう手のかかる奴。芽依、探しに行く?」
呆れたようにそう言うと、色違いの黒のパーカーを来た千春が立ち上がった。
仕方がないね…と呟いて私もそれに続く。
ジリジリと照り付ける太陽と、ジメッとした潮風は、どこか気持ち悪かった。
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