叫び声とともに、グイッと後ろから抱き締められた。その衝撃で、持田が私から離れた。


声が千春だったんだけど

……身動きが取れなくて分からない。





「てか何で持田がこんなところにいるわけ!?ストーカー!!」




うん、千春だね。そしてよくぞ聞いてくれた。


そうだそうだ、と言うように持田を見れば





「俺の愛のレーダーを見くびってもらったら、困るな~」


「……とてつもなく恐ろしいんだけど」





千春。予定変更して、今から警察に行こうよ。

これ、私の命が危ないかもだよ、大変大変。