中庭につくと、そこには市原くんが既にいた。 「あ、ごめんね、柳瀬さん。呼び出したりなんかしちゃって」 「ううん、全然大丈夫だよ」 にっこりと微笑んでそう言うと、市原くんは少し安心したように微笑んだ。 やっぱり、綺麗だよなー市原くん。 もう爽やかさ200%ですって感じ。 中学時代の私だったら「ドストライクなんですけど!」って確実に惚れてた。 うん、間違いない。