「芽依ちゃんは俺のだし」
「そんな赤い髪でチャラチャラして。そんなんで芽依の横に並べると思わないで!とにかく芽依は私のなの!」
「えっと…お二人さん?」
とっても言いにくいんですけど、私は別にどちらのものでも無いと思うんですけど。
てか壁もやめてくれないかな?
壁のせいで私の愛しの千春の言葉遣いまで悪くなったらどう責任取ってくれるのよ。
「私、死んでも壁のにならないよ?」
「「…へ……?」」
ギャーギャー言い合ってたのに私の声は聞こえたらしい。
ポカーンと、何とも間抜けな顔をした二人が振り向いた。