上靴は、なんて聞いてくるってことは犯人はお前か。 「ちょうど小さくなってたから、買い替えてきたの、机の上に新しいのあるでしょ?」 わざとらしくニッコリと微笑んで、そう言えば言葉につまる西条さん。 「わざわざ、処分してくれてありがとね。西条さん、優しい~」 西条さん越しに、口をあんぐり開け、呆然としてる千春が見える。 ……ん?小刻みに震えてる? え、私、もしかして そんなに怖いですか?