でも、私は知りませんでした。 「じゃーね、芽依!」 バタン、と閉められたドア。 真向かいの椅子に座るのは、壁。 私の学校の校長まで ネジが緩んでるだなんて。 大丈夫なのか、この高校。 「良いじゃないですか、青春万歳ですよ。では話終わったら教えてくださいね~」という校長の一言で、こうなってしまいました。 てか、千春は帰ったし!なにそれ、裏切り者!