「持田ー!持田ー!愛しの芽依が来たよーっっ!!」




ドンドンとドアを叩き始めたかと思うと叫び始めた千春。


……ええ!?

待って待って、どこから突っ込めばいい!?

見てよ、千春さん!

体育教師の顔!

言葉失っちゃってるよ!!



……てか。


愛しのなんて、こんなところで言われると付き合ってるって勘違いされちゃうから!大迷惑だから!

何その誤解。私、消えちゃいたくなるよ。

この学校で生きていけないよ、いろんな意味で。