「真香のことが、好きだからだよ」 ――― 頭の中が、真っ白。 岳が? 私を? そんな夢みたいなことが あるの? 「岳・・・ 嘘でしょ?」 「嘘じゃない」 やっと、私を見てくれた岳の瞳。 すごく、素敵で吸い込まれそうだった。 「真香が俺に妬いてくれないかなって。変な態度取ったのもそれが理由。気を引きたかったんだ」