私は廊下を歩きながら、 あふれでそうな涙を堪えた。 岳が好きすぎて――。 辛いよ。 もう、耐えられないよ。 私の方を向いてよ。 応援なんて出来ないし、 協力だってしたくない。 これが、私の本心。 だけど この事は言えない。 弱虫で 勇気がないから。