『あぁ。もう高2かぁ…』

陽菜ははため息をつきながら、もう慣れ親しんだ校舎の廊下を一人で歩いてた。

陽菜は少女マンガによくあるキュンキュンする恋愛をしたことがなかった

だから『大恋愛』というものにすごくあこがれた。

いい人いないかなー?そう思いながらふと窓を見たら可愛く戯れる小鳥が二匹いた

とっても仲良さ気で羨ましいって思ってずっと眺めてたら…

突然男子の叫ぶ声が聞こえた。

『あぶなぃ!!!!!』

『きゃあ!』

「ドーーーン」 カシャーン

一瞬の出来事だった
陽菜がよそ見してたからぶつかってしまったのだ。

『本当にごめんなさい!』
陽菜はすぐ謝った。

『おれはへーき!そっちこそ大丈夫?』

『全然大丈夫です!』

『そっか!ならよかった!』

彼はそう言うと、安心したような顔で笑って立ち上がろうとした。

でもそのとき、陽菜はとても大変なことに気がついた。。