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次の日、実佑を見かけると、携帯電話を差し出した。
「…もしかして、光くんからメール返ってきたの?」
と、実佑は少し驚いた様な顔で言った。私は、黙って頷いた。
「本当に返ってきたんだ!すごーい!これはミャクあるかもね!」
「脈無かったら死んでるけど」
「違うっつーの!ちょっとは相手もあんたの事気にしてんじゃないかって事よ!それより、何て返事したの?」
「してないよ」
「はい?」
実佑は眉間にシワを寄せていた。
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