妹が通う中学は…歩いて5分の所にある
だから、あっという間に着いた。

着いたら…なんだか懐かしく思えて
登校してくる子達を見て…私も3年前
はこんなんだったのかーって思った。

おっと…思い出に浸ってる暇なんか
なかったんだ…。

私は、急いで梨乃の元へ向かった。


3年の校舎に着くと…
えっと…梨乃は確か…3年3組
だったよね!

「梨乃〜お弁当!届けに来たよ‼︎」

と、梨乃に向かって叫んだ。

「あっ!お姉ちゃん!ありがとぉ♪
お弁当忘れてて困ってたんだよね!」

ニコッと笑いながらこっちに来た。

「もーぉ、ホントどじなんだから〜
今度から気をつけなよ!」

「はーい!」

と、笑いながら返事する梨乃…
本当にわかっているのだろうか…