先輩も、素直に頭を下げる杏奈に
あっけをとられたようだ。

沈黙が流れる。




そんな中。

先に口を開いたのは先輩だった。

「も、もうしないなら別にいいわよ!」

どうやら解決にむかっているようだ。

これで、杏奈が『はい』って言えば
終わりー…

「それは、わかりません。」