「進学校でも、いるんだ。煙草なんて
吸う人…。」

俺の心境なんて知るよしもなく、そんな
ことを呟く女の子は。

フリーズしてしまっている間にふらっと
消えてしまったけれど、俺の心の中から
消えてしまうことはなかった。




同じクラスと知った時はめちゃくちゃ
嬉しかった。

まぁ、この頃はまさかコレが恋だなんて
気づきもしなかったのだが。