「もういい、凛いくぞ」


王子先輩が、私の髪の毛をくしゃっとして浴場の方に行った。


「…っ」


先輩ズルい。


なんでこんなことするの。


「みぃーちゃった、みぃちゃったー」


「えっ?!」


ニッタニタした顔で桃ちゃんがこっちを見てる。