「どうも~。僕は亮の友達の朝比奈 凛(あさひな りん)です」


朝比奈先輩も背が高く、王子先輩とは違うタイプだけどモテそうだった。


下の名前で呼んでるし、結構中が良さそう。


「っていうか鈍感なそいつの代わりに顔が赤くなってる理由、いおっか?」


「え、え、遠慮しときます!」


「可愛いねぇ」


先輩には見抜かれてるのだろうか。


ドキドキしてしまっていることを。


そういや、なんでドキドキしてるんだろ。


…好きでもないのに