「桃ちゃん、優ちゃん!」


2人は部屋の前に置かれた、荷物の上に座っていた。


「ごめん、迷っちゃって…」


「大丈夫だょ。彩ちゃんこそ大丈夫だったの?」


桃ちゃんが首を傾けながら聞いて来る。


「うん、平気だよ。じゃあ開けるね」