「夕飯できたよ。

あ、栞さんもどうぞ、食べてってください。」



ニコッと司が、女の子を気絶させる笑みを浮かべた。





「え、で、でもっ・・・」


あわあわと言う栞さんに、私は笑いかけた。



「夕食残ってもしょうがねーし。

食べてってよ、栞さん。」



栞さんは、私の言葉に、一瞬考えた後、頷いた。



「それもそうね。

じゃ、遠慮なく頂きます。

司君の料理美味しいんだよねぇ~♪楽しみっ!」




頷いた途端、栞さんは笑顔になった。



司は、栞さんの言葉に嬉しそうに微笑んだ。


「ありがとうございます。」




――司は。


栞さんにも、当然懐いてる。



兄貴を救ってくれた人だから、認めてるんだ。






「じゃ、行くか!」


私はそういい、司と栞さんとリビングへ向かった。































リビングに向かう途中。





密かに、胸の中で誓った。













―――明日の、居残り掃除の時。






森井に、告白しよう・・・・・・と。