「金賞取れなくて残念だったねー。」
「うん。取りたかったー」
「来年がんばろー!!」
私は、里奈と亜美と会場から出てきて、バスを待っているところだ。
「でもさ。金賞2組なのビックリした。1組か3組だと思ってたから」
「あーうちも!!」
「まさかのだよねー」
そんな話をしていると私たちが乗るバスが来た。
私たちは、最後にバスに乗った。
バスに乗ると、すぐ近くに隼人が座っている……
うそ……。
しかも、そこだけ場所が空いている。
…………。
嫌な予感がする。
私の周りにいる人たちは里菜、亜美、乃愛、恵夏、彩、千佳だ…
7人の中で、私と隼人の事を知っているのは、5人。
……まずい。
そう思った時…