そのまま、玄関の鍵をあけたまま
あたしはベッドに入った。

無用心だけど
ポパイを締め出すわけにはいかない。

もう深夜0時を過ぎていた。


ジンのぬくもりに顔を埋めながら
眠ろうとがんばったけど
なかなか寝付けなかった。

やっと眠れたと思っても
何度も夜中に目を覚ましてしまう。


ポパイのばか!
こんなに心配させて。
許さないんだからっ・・


ぎゅっと目を瞑りながら
ベッドの中で一晩中そんな事を考えていた。