「ねぇ、
カナとアリサってどういう友達なの?」
ポパイがクッキーを摘みながら
私たちに聞いてくる。
「私とカナは昔同じ所でバイトしてたの。
高校生の時だよね!」
「うん、そうそう。
でしばらく会ってなかったんだけど
結婚してこっちに住む事になって。
アリサがこの辺にすんでるのしってたから
あたしから連絡したんだよ」
ポパイはふーんと頷く。
「なんかいいね、そういうの。
時間なんて関係なしにまた繋がるなんてさ。
持つべきものは友達みたいな?」
目を細めながら微笑むポパイ。
「でしょ!
そんなカナがまさかポパイ君のイトコだなんて
本当びっくりしちゃった」
アリサが興奮気味に言う。
ポパイも笑顔でそれに答えた。
「俺も。
カナにはマジ感謝だな。
アリサにまた会えて嬉しいよ」
「ポパイくん・・・」
アリサ・・・目がハートになってるよ。