けれども事件は昨日起こった。


昨日の放課後もいつもどおり
学校から猛の部屋に直行した

極めていつもどおりの
入り浸り活動。


猛の部屋に『ウケるギャグ百選』
が置いてあったのだ。

そこには困った時の
一発ギャグのコツや
ありとあらゆるシュチュエーション
での対応に関するギャグが事細かに
記されていた。


そうか…猛のギャグ線は

天然モノじゃないのか…


アイツも努力してたのか。





六虹は大いに遺憾だった。






しかし読めば読むほど
ギャグの美しさ、文化度の高さ
趣深さにますます惹きこまれていった。


「猛ぅ、コレ借りてってもいい?」