薄暗い部屋に猛が私を
後ろから包み込むようにして
映画のエンドロールを
アドレナリン放出量MAXの
血走った眼で見つめる。




そう、映画が終わったのだ。
今、主人公はその壮絶な
サバイバル生活に終止符を打ったのだ。

なるほどとしみじみ頷きながら
ふと時計を見ると
午前2時を回っている(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

~泊まりコース確定~


そういえば、何故家にずっと
誰も帰って来ないのか(今さら)

「猛、家族は今日はいないの?」

「母さんはめったに帰ってこないよ。
ほぼ一人暮らしだなうん。」

「へぇ。それはさみしいね。」

「大丈夫今日から六虹が一緒だから☆」

「じゃあ私移住するね♥」

「やった手出し放題だ\( 'ω')/」


そんなこんなで
月日は流れてゆくのであった。