ーーーヨキ目線



カチッ
送信完了っ

俺は資料の訂正書類を長時間かけて丁寧に作成した

今日から仕事が山積みになるだろう。

きっと毎日書類を書くのかな

憂鬱だ

プルルルル


まあ、来ると思ったけど、やはりユキさんから電話がかかってきた



「.........もしもし。」


「おー、書類見たよ」


「はい。どうでしたか?」


「大分最初の参考資料と違うねえー」


それはそうだ。
そもそも予定としては山田幸太はあの薬を飲むことはなかったんだ

最後の日まで薬を拒んだからだ

「俺が無理やり飲ませたんですから、そりゃ変わりますよね...ハハッ」



「まあ、そうするだろうと思ったけどね」



「お見通しでしたか」


さすがベテラン。
見抜いてたか



「そりゃ資料には薬を飲むなんて書いてないんだもの、なのに君は自信満々で薬を持ち出したんだから、察したわよー」



............確かに

ユキさんの事だから資料なんてろくに読んでないんだろうと思ってたけど

「資料...読むんですね、ユキさんでも」



「そりゃ当たり前じゃないだって本当は」













「" 私が担当する筈の子だったんだから"」