「ただいまー」
時計を見ると23時を回っていた
「こーちゃん、ちょっといい??」
母さんが珍しく
真剣な顔をしてリビングで待っていた
「うん?何??」
なんか怒られる事したっけと、
必死に頭をひねらすが何も浮かんでこなかっから
俺はよく分からず椅子に腰をかけた
「ーーー恵ちゃん、今日家を訪ねて来たわよ」
ーーああ。
実は二日前に着信2回とメールが3回来ていた
あの時は卑屈考えをし
連絡を折り返すことなく
というか
折り返す勇気なんてなかった
「こーちゃん何したの??」
「大したことないよ、喧嘩しただけだよ」
ーー大したことない。自分で言って罪悪感があった。
好きな女を泣かして大したことないなんて
最低だなって
悲しくなってきた
「別れるなら、私は止めない。こーちゃんと恵ちゃんの交際は相手の親御さんも公認なのはしってるし。私も公認してた」
「けどね、私たちのことなんて気にしないですきじゃなかったら別れていいと思うの。でも、恵ちゃん泣いてたわよ?こーちゃん返信すら返さなかったんだって?」
「え?泣いてたの??」
そう言うと
うん、と頷いて悲しい顔をしてきた
ああ、
また、泣かしちゃったんだ
「今すぐ、連絡しなさい。何があっても話し合わないで別れて、また恵ちゃんを泣かしたらーー」
「あんたの大事なところ切り落とすからね」
とニッコリして母さんは言った
「はい!今すぐ連絡します」
俺は逃げるように自分の部屋に行った