あの夜、無機質な存在で机に乗っていた箱は




アタシ達に愛を運んでくれました。




幸せってどこにあるんだろう?





目には見えないし、簡単には探せない。





あの日、あの夜




アタシとリュウジとすれ違わずにちゃんと逢えたのは……。




運命だったんだって胸を張って言えるから。







アタシは今日も……アナタの隣で生きています!!










       『恋箱。』(完)