「アイツは萌の父親で俺とは血が繋がって無いんだ……おふくろと別れた後も一緒に暮らしてて……」 しどろもどろになりながら語られる初耳の数々。 「っていうか何で話してくれなかったの??」 「言いたくない事もあるんだよ!!」 アツシは不機嫌そうにそう言った。 この日、アツシに対して不信感が生まれた。 そして、睨んだ通り……アツシは嘘で固められたオトコだったんだ。