「何か手伝いましょうか?」


そんなアタシにお母さんは


「別にいいから」


そう冷たく言い放つ。



喜んでくれてるんじゃなかったの???



当のアツシは母親にまとわりついていた。なんだかスゴく甘えてるし……ひょっとしてマザコンとか!?



「お待たせしました」



出された夕飯は……なんとアタシの嫌いなタマネギづくし。



「ちょっ、おふくろ」



言いかけたアツシを止めた。



「いいから、頑張って食べるから」



涙目になりながら必死に食事を食べた。



負けられない!!明らかに悪意があるのは分かってたけどアタシはお嫁さんだもん。




耐えなきゃ!!



そう思って、ほとんど噛まずに必死に流し込んだ。