「そうだね!結婚してもいいよね♪」




結婚……なんていい響きなんだろう??




葵が18、アツシは20歳になったばかり。




若いうちに結婚したいとは思ってたし♪



嬉しくなってアツシの話したお母さんの病気のコトにいろんな矛盾点があるなんて気がつかなかったんだ。





「お母さんの具合がよくなったら東京行ける??」


「当たり前じゃん?だって夢なんでしょ?」



その言葉を信じようと思った。



夢と、大切だと思える人との生活。



両方を手に入れたんだと……アタシは勝手に思っていた。