おにぎりとコーヒーを買って部屋に戻る。
「昨日はマジでヤバかった~他のオトコと違う所見せたくてあやちゃんのコト絶対に襲わない!って決めたんだけどさ、寝顔カワイ過ぎんだもん」
アツシはそう言って笑った。
そっか。
気、使ってくれてたんだね。
こんな体を売り物にしてるアタシなんかに。
ココロがちょっとあったかくなった。
「もうちょい寝るか~」
外はもう昼、ぽかぽかで気持ちいい陽気。
「うん♪」
「腕まくらぐらいはしてもいい??」
そう聞かれて……照れながら腕だけ借りてお昼寝したんだ。
こんなに人ってあったかかったっけ??
一人で大丈夫!!
そう思っていた筈なのに、優しいアツシのぬくもりにいつの間にか癒されてたよ。