アツシと飲んだその次の日の朝。
アタシのマンションで小さくタオルケットにくるまるアツシがいた。
真夏だというのにお行儀のいい寝姿。
昨日の帰り、家が遠いというアツシを泊めてあげたんだった。
あれだけ告白をしてきたアツシなのに……意外にも手を出すコトなく大人しくしていて……。
それにしてもっ……先に目も覚めちゃったしコーヒーでも買ってくるかぁ。
寝顔なんて見ててもしょうがないし。
そう思って一階のコンビニに行こうとしたトキ。
「ドコ行くの~??」
振り向くといつの間にかアツシが起きてベッドに座ってた。
「コーヒー買ってくるよ~」
「じゃあ一緒に行こう♪」
一緒にエレベーターに乗って買い物。
なんか変な感じだよ。
今までオトコの人泊めたことなんて無かったから。
フラフラしてたトキでも家には絶対に上げなかったのに……なんで……アツシを許しちゃったんだろ??