その日の先生の声はいつもと違ってた。 搾り出すような低い声で。 「ゴメン……やっぱり前の彼女が忘れられない」 ねぇ??? 忘れるって言ったじゃん?? 好きだって言ってくれたじゃん!!! 「ホントにごめん。」 謝り続けるだけの先生。もうアタシはココロにいないんだね? それとも、最初から存在すらしてなかったのかな?