やれやれって思いたくなる男子諸君の中に、幼なじみの顔を見つけた私は、

「ちょい、ちょい来な」

「あ? なんだよ、おい~」

いつの間にか茶髪になってやがる幼なじみくんを連れ出した。

彼は、一応はあの男子諸君らの中じゃリーダーだ。

クラスのリーダーを押しつけられてる私は、とりあえず、彼に男子のことを任せる。

「ガッコにあんなもん持ってこないようにしてよ。セクハラだよセクハラ」

「セクハラったって……ただの雑誌だぜ?」

「どんなこと書いてある雑誌か、大声で言ってみなさいよ」

「いや、そりゃ……」