―――――――――――― ごめんなさい。 用があるので帰ります。 なぎさ ―――――――――――― メモを残して静かに部屋を出た。 今まで自分一人で出たことはない玄関。 いつも見送ってくれる優しさが、余計辛かったの。 また…来たくなっちゃうから。