「いらっしゃい」


「…こんばんは」



インターホンを押すと扉が開き、大好きな颯太くんの笑顔に出迎えられて入る部屋。


黒で統一された部屋は落ち着いた雰囲気で、彼の匂いがするこの部屋が大好きだった。





でもあたしたちの関係は、恋人同士なんていう甘く幸せなものではない。