必死に背伸びしていると、 「ック…ほんとマヌケ」 後ろからすっとワタルの腕が伸びた。 トクン… え? あたし―― 「あ。あった」 はっとして、ワタルを見た。 確かに大きなお皿だ。 「あはっ。大きすぎ」 受け取って使い方を考えていると、 「なに、これ」 ワタルが言った。