「アユムちゃんまで~。笑うところ?」 「ごめんって」 2人は、ずっと一緒なんだもんね。 「さて。じゃあ祝おかっ」 テツがまたも大きな袋を取り出した。 「準備してたの?」 お酒やおつまみが大量に並ぶ。 「うん。こうなると思って」 「なんの祝いだよ」 ワタルが冷静に言う。 「……新しいカップル誕生のっ」 テツがそう言った瞬間、 ゴンッ― いい音がした。