「・・・・あ!」


私は、気づいて顔が真っ赤になった。


やだ!


悠聖に泣き顔見られた!恥ずかしい!


「・・・・朝霧?」


「見ないで!」


私は、菊池にそう言った。


結構、きつく言っちゃった・・。


「あ、ごめん!
 泣き顔・・・見られたくないよな!」


菊池は、以外にもそう言った。


・・・・・なんか・・以外に優しい・・。


いつもは、いじわるされてばっかだったから、
びっくりした。


「はい」

「・・・え」


菊池が私にハンカチを貸してくれた。



「使えよ」


「あ・・ありがう」


菊池のあまりの優しさに笑いそうになった。