亜美のものになってしまった。



その後、私は、重い足取りで一人で家に向かっていた。


「・・・・・」


亜美は、辰也と付き合うんだろうか。


そんなことになったら・・・私・・。


「亜美のこと・・・恨んじゃう・・」




そんなことにだけは・・なりたくない・・。


「・・ぅ・・うぅ~・・」



私は、一人泣き出した。


亜美のことは恨みたくない。

だって・・・・・私の親友だもの・・。



高校に入って、一番出来た友達。


気があって、すぐに打ち解けれた。

私に彼氏が出来たときもすごく喜んでくれた。


まるで、自分のことのように・・。




でも、私は、亜美に彼氏ができても喜ぶことが出来ないかもしれない。



どうか・・・どうか・・・。



「辰也を・・選ばないで・・!」