「お前さ、笑った顔どうなってんの?」

それは幼馴染に。

「俺、お前の笑顔キライだわ」

それは好きな人に。

「あの子の笑顔ってさ…ちょっと気持ち悪くない?」

それは友達やクラスメイトからも。

何回も言われ続けてきた言葉たち。

私の笑顔には何らかの問題があるらしいんだ。

自分ではよく分からない。

分かりたくもない。

だから、笑う時は無意識に両手で顔を覆いかぶせるのが癖になっていた。

でも、次第にそれも面倒になってきて。

いつの間にか、私の顔からは笑顔が無くなっていた。

笑いたいと思っているのに、自分でもビックリするぐらい、

私は笑えなくなってしまった。

いつの間にか、微笑むことさえもできなくなっていた。

でも、そんな私に、神様が最高のプレゼントを贈ってくれたんだ。