「だめー!そんなこと忘れていいからまず
かぜを直さなくちゃ!!」

「ふぅっ…はーい」

三浦が鼻で笑った。

「あ、そーだ西垣の兄貴にありがとうって
伝えといて」

「うん!」

あたしの家の前で倒れてしまった三浦を
たまたま部活から帰ってきた兄が車へ運んで
三浦家まで連れていってくれたのだ。

お兄ちゃん意外と優しいんだよね(笑)

でも、彼氏だと勘違いされたから
帰ったら大変かも。