「なんで、三浦はそんなに優しいの?」

「んー?なんで?」

「だって、かわいい女の子たちにいっぱい
誘われてるのに断ってまであたしに勉強教えてくれるじゃん?」

あたしなんか、別に…。

三浦がペンを置いてあたしを見た。

「あいつらといても楽しくない。ベタベタ
触ってきてきもちわりぃ。そんな奴らといないで俺は西垣といたいんだよ。」

「え…」

やばい、泣きそうかも…。